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院長あいさつ

a南部町国民健康保険西伯病院 院長  長谷川 純一

 南部町さくらまつり・一式飾りが4年ぶりに開催された令和5年度初日、法勝寺川土手の桜は新型コロナウイルス感染症で休止されていた諸行事のうっぷんを晴らすように咲き誇っていました。西伯病院も3月末を区切りに、この感染症患者の入院支援病院としての役割が解除となり、通常診療に注力できる状況となりました。

 健診業務の縮小や、受診抑制の結果としての病状悪化や、がんの発見の遅れなどパンデミックの弊害が世界中で報告されています。西伯病院では徐々に通常の体制に戻しており、今年度は健診やドックも積極的に引き受けています。気軽にご相談いただきますようお願い致します。ただ、厚労省も一般向けに広報しているように、病院は、免疫能の低下した患者さんや、感染を合併すると重篤な状態になりやすい高齢者や基礎疾患を有する患者さんを対象とした施設です。新型コロナウイルス感染症の扱いが2類から5類に移行しても、脅威であることに変わりありませんので、院内でのマスク着用や手指衛生などこれまで通りの感染防御へのご協力をよろしくお願いします。

 西伯病院はこれまで医療技術の進歩、高度化に対応した職員の研鑽、医療機器の整備などを通し、急性期医療から回復期、慢性期医療、さらには在宅医療にまで対応し、地域の皆様に愛され、信頼される病院となるよう力を入れてきました。

 一方、交通網の発達や急性期医療の高度化により、鳥取大学病院や米子市内の中核病院と連携し、機能分担する流れが強くなっています。この中にあって、西伯病院は地域の方々の健康を守り、必要な医療が受けられる状況を維持するために、新しくまとまった南部町の病院経営強化プランに沿った形で、地域密着型多機能病院として機能充実に取り組んで参ります。今後とも皆様のご支援、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

南部町国民健康保険西伯病院 院長 長谷川 純一